5/10 羅臼湖の状況

2023年05月18日

残雪が多く夏道はほとんど出ていません。
パンフレットの地図のみで歩くのは難しい状況でした。
地図読みができない方は、ガイドツアーへの参加をお勧めします。

羅臼湖入口の看板は半分近く埋もれていました。
出発地点からしばらく雪道が続きます。

二の沼周辺は長靴必須のぬかるみゾーンです。
最大くるぶしの上まで浸かりました。
植生保護のため長靴の着用が推奨されております。
詳しくは羅臼湖ルールをご確認下さい!
羅臼湖ルール

ぐねぐね曲がったダケカンバ達が、オバケみたいな雰囲気で想像の世界が膨らみます。

三の沼は雪で覆われ、遠くにうっすら青い水が見えました。

今回の巡視で唯一の痕跡、ウサギの糞を見つけました。
ウグイスの鳴き声は聞こえど、他の動物には出会えませんでした。

アヤメヶ原を抜けて、四の沼手前が一番の難所でした。
木々が道を塞いでいるので、腰をかがめたり、かき分けたりしながら進むしかありません。

四の沼は雪で覆われていました。知西別岳までぐっと近づいてきました。

五の沼はたっぷりの水で満たされていました。

展望台までの笹の地帯は全部枯れてまるで秋のような色!
笹の開花は60年に1回とも言われていますが、正確なことはまだ分からないそうです。
開花後は枯死して数年間回復しないそうですが、もしかするとその時期かもしれません。
笹の花、この人生で見れるでしょうか...。

展望台からは羅臼湖&知西別岳が一望できます。
たゆたゆとした水となだらかな山裾の広がりがベストマッチです。

この日は終始青空とそよ風に恵まれましたが、夏でも寒く霧が発生することもあるため防寒着とレインウェアは必携です。
今年度のウトロ~羅臼間のバス運行期間は、6月10日~10月9日までの予定となっています。
本数に限りがあるので、しっかり計画を立て羅臼湖を楽しんでくださいね。

知床財団 中村