羅臼の夏の風物詩

2022年7月28日

7月20日。雨と海霧を繰り返し、気温も上がらないまま七月を迎えた羅臼にも夏が来ました。
羅臼昆布漁の始まりです。羅臼では毎年昆布漁初日のことを「かぎおろし」と呼び、番屋(漁期中寝泊りする小屋)では豊漁と安全を願って赤飯やメンメ(キンキ)など、贅を尽くした料理が食卓に並びます。
この時期は市街地にもふと磯の香りと船外機のオイルの匂いが流れてきて、「ああ、夏が来たんだな」と感じるものです。
羅臼昆布が製品になるまでには二十数工程もの製造過程を経ています。
それを想いながら食べると昆布のうまみも格別。

朝、海沿いの道に車を走らせれば、沈みそうなほど羅臼昆布を乗せた小舟がたくさん浮かんでいるのを見ることができるでしょう。

当館は6月21日(火)~10月2日(日)まで無休で開館いたします(10月3日からは月曜休館)。
開館時間は9:00~17:00です。

皆様のご来館をお待ちしております。

知床財団 宮腰