八頭

2020年4月28日


前回に続き鳥ネタをもう一つ。
町民から、珍しい鳥を撮影したとの情報が。
写真を見せてもらうと、そこに写っていたのは「ヤツガシラ」という鳥でした。
ヤツガシラは北海道には生息しておらず、渡りの時期に稀に見ることができる旅鳥です。
そのため羅臼で目撃されるのは非常に珍しく、1975年8月7日~13日に確認された記録があるのみです。

名前の由来は、頭部にある多数の大きな冠羽。この冠羽を広げた姿から「八頭飾鳥」と呼ばれ、それが略されて「八頭」となったそうです。
今回は残念ながら冠羽を広げた姿を見ることは叶いませんでしたが、羅臼で目撃できたこと自体が幸運なので良しとしましょう。
次に会えるのはいったいいつになるのか、楽しみです。

知床財団 オガワ